【プレス民主 号外 2008年5月25日版】

こみやま泰子

 通常国会は6月15日の閉会まで、1ヶ月をきりました。報道されませんが実は、参議院では民主党が多数のためか、自民党が審議拒否を繰り返して、法案審議が深まらずにいます。後期高齢者医療制度に対して旧来からの自民党支持層であった方々の間にも怒りの声が出るなど、日本も本当の「変革期」に入ってきました。

◆国交省:隠すから疑いたくなる…

 国土交通省では過去5年間に一般会計・特別会計から合わせて81億円もタクシー使用に使っています。
 5月16日に菅代表代行を筆頭に国交省関東地方整備局で視察を行いました。この模様は報道に取り上げられましたから御存知のかたもいらっしゃると思います。
 突然抜き打ちでの訪問を行った様な印象の報道映像になっていましたが、実は一週間前には視察を行うこともその内容も決まっていました。また国交省からは事前に「資料が多いため現地(地方整備局)で見て下さい」との主旨の回答を文章で受け取っていました。
 ところが、国交省本省と相談してからでないと、使用されたタクシー半券自体も利用を記録した使用簿も見せられないと強固に拒否。あそこまで隠そうとすると、疑いたくなります。

◆タクシー券問題その後

 23日、決算行政監視委員会で、質疑の機会を得て、国土交通省のタクシー券の利用実態についても質問しました。
 視察から一週間、私も資料要求をし続けて判明したのは「平成18年度のタクシー半券も使用簿も保存していない」という事実でした。
 これらの書類の保存規定などが緩く、不正使用などが起こっても調査しづらい制度になっていました。私の質問に対して国交省側からは、現在ある資料の保存を行うとともに、平成20年度から制度変更をすると答弁しました。

◆ミャンマー7万人、中国で8万人

 5月17日、民主党埼玉県連では急遽、浦和駅前でミャンマーのサイクロン被害と中国四川大地震へ被災者支援募金活動を行いました。
 短時間でしたが、多くの善意が寄せられました。自然災害の前に人間の非力さを痛感し、深い悲しみを抱きますが、温かな助け合いや想いにはいつも感動します。
 また中国・ミャンマー両政府ともに、人的支援の受け入れを行うという決断がなされ、ここでも新しい変化の兆しがみられます。

◆米国大統領候補に民主党オバマ氏が勝利宣言

 私の住んでいる川越市の姉妹都市に「小浜市」があります。お祭りの時など観光協会の方々が川越にいらっしゃるなど、様々な交流が行われています。米国民主党の大統領候補がバラクオバマ氏になり、小浜市の皆さんも大いに盛り上がっているのかな~と想像しています。
 オバマ氏がスローガンに掲げるチェンジ「変化・変革」は、世界的な流れになる事でしょう。
 日本の政治もチェンジしましょう!

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