【プレス民主 号外 2008年5月7日版】

こみやま泰子

 みなさん、今年のGW、しっかりと楽しまれましたか?私の周りでは、結構お仕事の方も多く、短時
間にギュッと楽しまれたようです。
 私自身は、3日憲法記念日に開催された憲法フォーラムに出席。また、街を歩いていて声を掛けられ
るななど、ガソリン再値上げになり、改めて早く政権交代をとの声が高まっているのを実感したGWで
した。

◆59兆円使うための再議決

 5月12日か13日頃、与党自民党は「道路特定財源として10年間で59兆円を使える」法律を、またも再議決しようとしています。
 福田総理のガソリン暫定税率を含んだ一般財源化もまったく「口約束」の域を脱していません。この
ムダ使いの温床となってきた財源を法律として成立させるべき時ではありません。

◆国土交通省による検証

 私は道路整備の中期計画について質問をしましたが、国土交通省はこれまでのムダ使いの検証を6月に行うと答弁しているのですから、その結果を踏まえて「10年間59兆円」を見直し、法案に修正を
加えるなどするのが少なくとも政府自民党が選ぶべき、正しい筋というものでしょう。
 まずは今までの支出の解明、ムダ使いの構造を明らかにする事が先決です。

◆参議院で全会一致で法案否決を!!

 衆議院で可決された法案を提出者の内閣は取り下げ出来ないというのがネックであるなら「議会の決
議:参議院で不備のある法案として自民党も否決」との選択をすべきです。現実には自分の間違いを訂
正する決断も出来ないで「参議院民主党のせい」にしようとする姿が露呈されるのかな…と危惧してい
ます。
 この国の不幸は「国民の生活を犠牲にし、自分のメンツを守る」姿勢で与党が権利の座に居座ってい
ることではないでしょうか。

◆中国との距離

 中国主席が来日されました。5日間もの滞在は中国が日本に対しての期待や関係の修正と様々な意味がこもっているのでしょう。
 過去の歴史から日中間には、双方に複雑な感情があります。経済的には日中お互いに大きく依存しあっている現実をしっかりと見据えて、真の意味での互恵関係を築いていかねばなりません。

◆ミャンマーの災害支援

 サイクロンで被災者1万5千人とも2万人とも見られるミャンマーに対して日本も人道的支援を行います。被災地の隅々にまで手が届いた支援が一刻も早く実施されることを願っています。
 以前、亡命しているミャンマーの女性国会議員と軍事政権下での苦しさや、自由の制限された活動に
ついて話す機会がありました。
 今回のサイクロン被害とあわせて、改めて国政のあり方が国民の生活を左右するとともに、国際社会
に対しての義務と責任の果たし方をかたち造るのだと思い返しました。

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