【泰子リポート、2024年8月3日号】

凱旋門やエッフェル塔も近く、コンコルド広場などパリ中心部開催のパリ・オリンピックがセーヌ川での開会式から始まりました。
セリーヌ・ディオン“愛の賛歌”の圧倒的な歌声。既存の建築物を活用した競技場など、新しい価値観が示され感動しています。
日本選手団はじめ、各国それぞれの選手の活躍に、勝ち負けでなく、全力で挑む真摯な姿勢を讃えたいと思います。
さて、日本国内は126年の統計史上、最も暑い7月となりました。
「地球温暖化」の5文字を実感する毎日ですが、もし電力供給が途絶えたら、もし飲料水が確保できなかったら、もし農作物が不作となるならなど、様々なリスクを意識して日本で「備えるべき」政策を考える夏にしたいと思います。

◆6月国会閉会後に事件発覚。政治は国民の生活を守るためにあるべき

今年は、自由民主党派閥パーティ裏金問題があり、その間も「紅麹」を用いた機能性表示食品に伴う健康問題が発覚。
更には国会閉会を待ったかのような元大阪地検トップ逮捕、日本製品への信頼失墜への心配もつのる大手自動車企業の不正検査も拡大しました。
香典、秘書給与不正の捜査が行われるなど、派閥裏金の調査を通じて検察は自由民主党議員に関する情報も押さえているとも言われる中、安倍派(当時)議員も恐れているであろう次の事態へ移りつつあるのかもしれません。
9月にも行われる自由民主党総裁選挙を通じた権力争いとともに、保身に明け暮れる様も見え隠れします。 このような政情だからこそ、「政権を目指す健全な野党」がしっかりしなくてはなりません。
立憲民主党国交部会は、閉会中も課題に対してヒアリングや検証を続けています。安心して暮らせる日本をつくるため、この夏も政策づくり頑張ります!

◆世界の政治は大きく動いているが、日本は明治~昭和期を美化するばかり

厚生労働省は、男女間賃金格差の公表義務付け対象企業を拡大する方針を定めました(8月1日報道)。
女性活躍推進法では2025年頃までの数値目標を1つ以上定め実行していく事を事業者に求めていますが、現状の賃金状況はG7で最低水準(男性より3割安い)に留まっています。
背景には、管理職登用数の差・勤続年数の差・非正規労働と年収の壁など統計上分かる格差以外の、説明のつかない要因もあるようです。
先月、英国下院選挙では263人(全体650人)の女性議員が誕生し、英国史上初めて4割超えとなりました。
日本の衆議院の女性議員は未だに1割、即ち9割は男性議員が占めています。
女性が増えることで、議会・議院での政策決定過程も変わっていくでしょう。
先進国は導入済の選択的夫婦別姓制度や、これまで重きを置かれなかった人権問題や環境負荷への対応など、ESG投資やSDG’sなど価値観の変化にも対応する日本の政治・国会を目指していきましょう。
社会的弱者をつくらない政治実現のため、これからも全力投球してまいります。

◆身近な政治のため、日々活動中!

通常国会が閉会してからも、各種団体や個人からお寄せいいただいた陳情・相談への対応や、水循環基本計画改定に関して国土交通省へ要請訪問、無電柱化展や下水道展を訪問し最新技術やトレンドについての視察なども行っています。
無論、地元での盆踊り・夏祭り会場での交流も大切にしての日常活動となっています。
「自分事」として身近に政治を感じてほしいと思うのは、無関心もしくは、政治の話は人としたらマナー違反的な誤った認識が日本にひろがっていると感じるからです。
障害者権利条約の合言葉、「私たちのことを、私たち抜きに決めないで(Nothing About Us Without Us)」は、誰にとっても同じではないでしょうか。
いま、岸田内閣が、子育て支援と称しつつ事実上ステルス増税とともに、様々な負担増を行っています。主権者たる国民の選択が問われる時代に入りました。
ともに考え、ともに議論をしつつ、時に多少の妥協点を探り、ともに安心して暮らせる日本を作りましょう。
皆様のご意見、ご参加をお待ちしています!

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