【プレス民主 号外 2008年3月6日版】

こみやま泰子

◆国会空転の発端は強行採決

 2月29日、衆議院予算委員会は朝9時~午後5時までイージス艦事故の集中審議をしていました。これは与野党合意にもとづいての開催です。
 しかし質疑終了直後に自民党は、事前に予定のない「採決をするための総括質疑」を行うための緊急動議を提出。
 10年間もガソリン暫定税率を上乗せし、通算44年間におよぶ増税法案も、予算委員長は与党の多数をもって採決し決定しました。
 財務金融委員会でも同様に強行採決となっています。

◆充分なデータに基づき審議がしたい

 80兆円の一般会計と368兆円規模に達する特別会計からなる「平成20年度予算案」を、最後は、わずか二時間足らずの締めくくり質疑を自民与党だけで行い、事実上審議を打ち切りになりました。
 ようやく明らかになり始めた巨額な道路財源の無駄づかいの問題にも、与党自民党は蓋をしようとしている。こんなことが続いているからこそ、税金の無駄づかいがなくらないと思いが募ります。まったく腹だたしい限りです。

◆やはり道路財源59兆円はおかしい

 昨年11月に出された、道路中期計画素案では、当初10年間で65兆円の道路建設計画とされていました。それが昨年末に政府与党合意により59兆円に減額されました。
 私は2月22日の国交委員会で、減額された内訳について、1)明確にする事、2)発表時期についても明言するよう求めました。国交大臣からは週明けに発表出来るよう努力する旨の答弁を引き出しました。
 結果、25日(月)国交省は一応の減額の詳細について発表しましたが、審議するにはあまりにもアバウトな内容でした。
 しかし委員会で発表時期を問い詰めていなかったら、それすらも強行採決直前まで国交省は発表しないという対応になったのでしょう。
 いずれにせよ、総額の根拠が明らかにされないままに、衆議院では強行採決されました。

◆最近、気になった雑学
◎笑いの単位「アハ」

 連日、ニュースでは凄惨な事件事故が多くみられます。
 原油・原材料高や年金不安など日本社会に明るい将来展望を保ちにくいなか、明るいニュースが報じられるときは素直に嬉しいと感じます。
 最近気になるのは「笑いの効能」です。インドには笑いを取り入れた健康法があるとニュースでみたり、日本にも「笑う門には福来たる」と幸せになりそうな諺があります。
 この「笑う」を科学的に数値化した単位が「アハ」だとの記事があり気になっています。
 なんといっても、「笑いを数値化する」という発想とネーミングが気にいりました。真面目に考えながらも笑っちゃえるこのニュースは、今のギスギスした社会に、人の暖かさや、心のゆとりを思い返させて貰えそうです。

◆平成の水戸黄門「渡部恒三」が来ます!

 3月8日、ココネ上福岡に渡部恒三衆議院議員を招いての国政報告会を開催します!

 埼玉県議補欠選挙も近々想定される西五区(旧上福岡市)では、民主党は候補者公募の実施を間もなく発表する予定です。
 豊富なご経験と確かな信念をお持ちの渡部代議士からは、二大政党の必要性と政権交代の実現にむけて、政治参加の大切さを熱く語って戴きます!
 多くの皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます!

 政治は生活を守る為にあります。只今、民主党では「ガソリン値下げ署名キャンペーン」を実施しています。国政報告会当日も実施しますので、ご参加下さい!

アーカイブ