【泰子リポート、2024年3月18日号】

花粉症の季節が来ています。皆さまは、いかがでしょうか。
永田町・国会では、自民党派閥裏金問題、自民党青年部の宴会など、脱税、モラル低下、多様性等への不勉強さなども表面化しています。
昨年の出生数75万人台へと急激に減少していながら、子育て罰と揶揄されるステルス増税を進めていくなど、政府与党・岸田内閣のもと政策も混乱しています。
政治は国民の生活を守るためにあります。
この状況から政治を正していくには、法の下の平等の原則に基づいた判断が行われること、固定観念にとらわれずデータに基づく政策実行を行うことが重要であり、政権交代が必要だと強く感じています。

◆脱税議員に納税しろと言えない“だんまり”自民党議員も同罪だ。

昨年末から、自民党派閥裏金問題の一端が明らかとなり、拡大しています。
15日まで受け付けられていた確定申告において、税務署として国民に対しては“使途不明”では認められないにも関わらず、多数の自民党議員が、政治資金収支報告書で、“机の引出し等に隠し保管・使用したお金”を政治資金であったとして修正し、非課税扱いとしています。
衆議院並びに参議院の政治倫理審査会での弁明では、使途不明金でも全額政治活動に使っていたのだと主張する姿は、あさましい自己保身と胡散臭い“言い訳”としか伺われず、少なくとも偽証罪が適用される証人喚問の場で実態解明を求める必要がある思います。
ヨーロッパ社会において貴族など高い身分の者には相応の重い責任と義務を負うとされるノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)には程遠く、日本では自民党議員なら納税も免れる特別な地位である上級国民なのでしょうか?
“言い訳”を聞きながら、同じ国会に活動する者として同類に見られたくないと思いながら、日々憤りが増します。
政治の信頼を取り戻すためにも、“隠していた資金は雑所得として納税する“ことから出直すべきです。
しつこいと思われても、対応されるまで言い続ける覚悟ですので、応援お願いいたします。

◆世界のなかの日本。安心して暮らせる日本にしよう!

今年3月、34年ぶりに、日経平均株価は3万9千円台の高値を更新しました。
春闘の労使交渉では、連合傘下の各業界で、賃上げ額が33年ぶりに5%超となるなど、報道が続いています。
政府の要請もあるが、賃金は、これまで特に大手企業など上げられるのに、日本的な労働を安く抑えることで企業利益を生むことを優先した経営の実践で、上げてこなかったという側面がありました。
一斉に行われる大企業の賃金上昇が、下請けなど、関連中小企業に対してどのように影響するのか心配されます。
“失われた30年”で、可処分所得が上がらず、超少子高齢化が進み、国の経済力も低下させたのは、自民党を中心とした新自由主義的な“利益優先”の経済政策による失敗とみるのが現実的ではないでしょうか。
一時の成果に両手を上げて賛美せず、選挙目当てなのか、外圧なのか、それともステルス増税案隠しなのか冷静に分析が必要です。

◆日本は自然との共生、文化による経済効果を目指そう。

ウクライナへのロシア侵略で小麦粉など食材、輸送コスト高騰などが生じました。
世界が繋がっていると実感します。
これから地理的要件や株価などからも、世界の情勢も注視していかねばなりません。
地球は“水の星”とも呼ばれますが、地球上の使える淡水はたった2%に過ぎません。
議員立法・水循環基本法改正の提案時に、日本の豊かな水資源、地下水、育まれる自然界は今後の国力を担う素晴らしい資源があること言及しています。
日本には、茶道や盆栽、和食など、自然との共生が織り込まれた伝統・文化、素晴らしい観光資源も各地に豊富にあります。
平和であること、四季豊かな自然など、日本にいると当たり前として見過ごしかねないものも、努力おこたれば維持できません。
自然との共生、豊かな文化とともに平和が保たれてこそ、経済的にも強くなります。

◆地元ニュースに一喜一憂。

桜開花の報を待ちながら、三芳スマートインターチェンジ完成や、様々な近隣イベント、観光客の増加など、地域発展に喜びながら過ごしていますが、その一方で、イトーヨーカドー本川越食品館の閉館(2024年夏予定)の衝撃も受けています。
時代の変化を痛感しつつ、古い政治や慣習をあぶり出し、新しい時代に沿った制度、法律をつくることが、政治の役割となります。
安心して暮らせる日本、社会的弱者をつくらない政治を目指して、これからも小宮山泰子は頑張ります!

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