◆令和6年(2024年)が始まりました。
辰年は出世や権力の年と言われます。努力した成果が実を結ぶような出来事が多く起こっています。
これらは、甲辰年の「成功の芽が成長し、姿を整えていく」という傾向の表れかもしれません。
過去の辰年には、戊辰戦争や、ロッキード事件、リクルート事件も起こっています。
昨年、自民党埼玉県議団による児童虐待防止条例改正案で、育児の現場を知らなすぎる条例取り下げのお粗末さが露呈しましたが、その後も、公職選挙法違反事案や、自民党の派閥パーティの裏金問題が発覚し、政府与党が迷走したまま新年を迎えました。
辰年には世の中が変わる大きな動きがあるのかもしれません。
政治のあり方を決めるのは主権者たる国民です。
民意なくして政治は成り立ちません。
当たり前の民主主義を取り戻すため、再出発する一年にしたいと思います。
◆年のはじめに考える。
人からはじまる経済再生。
これまで政治は、人を粗末にしすぎてきました。
生まれた環境によって受けられる教育が左右されてしまい、結果として能力が発揮できない、賃金が上がらないことで、個人消費も伸びない。
今の日本には“生きづらさ”を感じる人が多くいます。
子供の貧困、官製ワーキングプア、格差拡大、男女間の賃金格差、非正規雇用の賃金格差、どれも人をないがしろにしてきた結果であり、日本を弱体化させた元凶だと考えます。
世界では「経済か環境か」という二者択一の時代はおわっていますが、日本はどうでしょうか?
今や、環境を守ることは、経済成長の前提となってきました。
調和と共生を重視する方向へ、市場メカニズムを軌道修正しましょう。
グリーン(環境エネルギー分野)、ライフ(医療・介護分野)、ローカル(農業・観光分野)、デジタルの「GLLD」で、地域のニーズに応じ、新たな産業を創出する。
そして持続可能な都市計画や、まちづくり、住宅政策へと転換しましょう。
食糧・エネルギーの自給率向上は、国富流出の防止、経済安全保障の観点からも強力に推し進めねばなりません。
これからの新たな分野を担う「人」をとことん支える。
徹底して「人」に寄り添うことで、誰もが安心して暮らせる日本をつくりましょう。
【2024年(甲辰)出来事予定】
1月 NHK大河ドラマ「光る君へ」開始
1月下旬 第213回通常国会開会(見込み)
4月 月60時間超の時間外労働に割増賃金引上げ
4月28日 衆議院議員補欠選挙(島根県第1区)
7月 東京都知事選挙
7月 富士見市長選挙
7月 日本銀行券刷新(千円:北里柴三郎・五千円:津田梅子・一万円券:渋沢栄一)
7月 夏季オリンピック(パリ)開催
8月 第17回夏季パラリンピック(パリ)開催
11月5日 米国大統領選挙
【2025年(乙巳)出来事予定】
1月 川越市長選挙
3月 富士見市議会議員選挙
7月 参議院議員通常選挙
10月 衆議院議員任期満了
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