第211回国会の閉会翌日

22日、第211回国会の閉会翌日。衆議院への登院を表す黄色標示になっていたのは私・小宮山を含めて3人のみでした。閉会を実感します。
今国会、防衛費増額になる防衛財源確保法、国連人権理事会の特別報告者らが「国際人権基準を満たしていない」と指摘していた入管法の改正、LGBT理解増進法、問題発覚相次ぐマイナ保険証への一本化なども扱わわましたが、多くの問題が残されたままとなりました。
性暴力に関する2017年刑法改正の積み残し部分であった性同意年齢16歳への引上げ、不同意性交罪への改正は実現はしました。
一方で、ジャニーズ事務所での性暴力被害が明確になり、立憲民主党のヒアリングにより、法律の不備で加害者を罰せられない事を法務省が認めたため、被害当事者から「児童虐待防止法改正」で次なる被害者を出さないでとの訴えは、多くの議員から理解も得られたものの、与党側の消極的・拒絶的対応により、法改正審議となりませんでした。
深刻な問題点の残る法案が成立し、問題が明確になって改正すべき法律が放置された場面の見受けられる、後味の悪い国会でした。

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