https://mainichi.jp/articles/20230329/k00/00m/010/009000c
『委員は全員男性 衆院副議長が「異様」とつぶやいた国』との記事が、毎日新聞のWeb版ニュース(有料記事)、3月31日付で取り上げられました。
国会見学時のパンフレットには、時の議長・副議長の写真などとともに、本会議の議事についてなど協議が行われる衆議院議院運営委員会の全員集合写真もおさめられています。
写真に映る議員25名すべてが男性であったことから、海江田副議長が「異様な光景です」とSNS発信され、記事となりました。
副議長発信の後、私・小宮山から、衆議院事務局に、議院運営委員会での女性、特に委員長ならびに理事の立場に就いた女性の人数について、私の初当選となった2003年頃から現在に至るまでの20年間を確認しました。
記事中にも、“海江田氏のツイートを契機に、立憲民主党の小宮山泰子衆議院議員の依頼を受けた衆院事務局が調べたところ、過去20年に議運委理事に就任した女性はわずか8人しかいなかったことが分かった。”と毎日新聞の女性記者により、記事に入りました。
委員25人のうち、理事は9人。女性は、9人中1人または、ゼロが基本。
私・小宮山は、理事扱いの議事進行係と陪席(小政党の委員が理事会に陪席)として、理事会に参加していた経験からも、女性の視点が国会で入らないのは、決定権のある地位(議院運営委員会)にいないからだと実感しています。
◆議院運営委員会とは
国会法(41条)によって各議院に設置される常任委員会の一つ。いずれも25名の委員で構成され、本会議の運営や法案の付託を協議する。
党首討論(クエスチョン・タイム)の導入や政府委員制度の廃止などは、ここで各党協議が行われた。委員会の再編などの国会法改正の他、議会予算、国会図書館運営、秘書の増員など幅広い問題を扱う委員会。