17日、文部科学部門会議にて国立劇場の建て替えに関して、文部科学省、文化庁、日本芸術文化振興会より状況など説明を受けました。
国立劇場は能や狂言などプロの演者さんはもとより、全国各地で教室が開かれ、お稽古に励まれるなどしている日本舞踊でも、そこで踊りを披露することを目標に日々練習され、それによって指導する方々も支えられることで、伝統文化全体が支えられ、底上げしていく大きな役割を担っていました。
建て替え前提に利用停止となり、その後、老朽化を理由に劇場だけでなくホテル併設等、また資材高騰もあり高価格となり、入札の不調が重り、計画の迷走が数年続いています。
すでに3年近く、日舞の発表会はじめとした伝統芸能の檜舞台が失われ、愛好者や理解者の伝統文化離れ、観客減少に拍車がかかり悪影響を及ぼしています。
建て替えではなくとも、施設の更新の選択肢のため、様々な技術が実用化されています。例えば既存建築物の構造躯体を活かし、耐震性を高めるとともに外観や内装、使い勝手の向上を図ることのできるリファイニング建築の活用なども選択肢となるなど、建て替え以外の方法も考えられたはずです。
どのような検討過程を経て建て替えの判断が行われ、進められているのか明らかにする必要があると考えています。伝統芸能、伝統文化の継承発展に支障をきたす事態となっていることへの責任をどう考えるのか、今後とも注視してまいります。
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