令和4年5月19日 参議院国土交通委員会【未定稿】 ○野田国義君 それでは、盛土の方に移りたいと思います。  小宮山議員、どうもありがとうございます。  それで、まず、提出者として修正部分についてお伺いをさせていただきたいと思います。  二つ、まずお聞きしたいと思います。  修正を行う、至った経緯について、それから修正部分の趣旨についてお聞きしたいと思います。  よろしくお願いいたします。 ○衆議院議員(小宮山泰子君) 質問ありがとうございます。  今般、盛土規制法の法案を政府が提出したことについては一定の評価をしております。しかし、衆議院国土交通委員会における質疑の中で、宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域以外の土地における盛土等の工事に関する規制の問題など、政府が今後速やかに取り組むべき課題も明らかにされました。  当初、与党以外、国民も含めまして、野党間で修正協議を進め、まとめ、協議を始めたところ、日本維新の会は独自案を提出するということで途中で修正協議を離脱されました。そこで、立憲民主党・無所属、日本共産党、有志の会及びれいわ新選組の四会派による修正案を提出し、質疑を行いました。最終的には、四会派共同の修正案は内容が今回の修正案と重なるということできちんと撤回をした上で、今後の盛土規制法等がより効果的になるものになるよう、検討条項について修正を行うことといたしました。  なお、本修正案は、立憲民主党・無所属、日本維新の会、国民民主党・無所属クラブ、日本共産党、有志の会及びれいわ新選組による六会派共同提出の修正案によるものであり、与党の賛同もいただき、衆議院国土交通委員会において全会一致で可決されたものであります。  修正部分の趣旨についてですが、本修正案は、衆議院、今後の課題として明らかになった宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域以外の土地における盛土等に関する工事、土砂の管理に係る規制の在り方を検討対象とするとともに、検討条項の期限を明確にするものであり、今後のより効果的な規制につながるものと考えております。 ○野田国義君 ありがとうございます。  それでは、次に質問させていただきます。  「この法律の施行後五年を目途として、」を「この法律の施行後五年以内に、」と修正されましたけれども、このことについてお伺いしたいと思います。 ○衆議院議員(小宮山泰子君) 昨今の自然災害の激甚化に伴い、法施行後の運用や実施された対応などを基に規制の見直しは必要だと考えます。  政府案においては、検討条項について施行後五年を超えて行われることも許容されるような条文となっていたため、期限を明確にする観点から、施行後五年以内と修正することといたしました。 ○野田国義君 次に質問させていただきます。  検討に当たっての勘案事項について、宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域以外の土地における盛土等の状況、その他この法律による改正後の規定の施行状況等を勘案することに修正した趣旨、意図というものをお聞きしたいと思います。 ○衆議院議員(小宮山泰子君) 衆議院国土交通委員会における質疑の中で、宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域以外の土地については、規制の対象外である白地となることから、この白地における盛土等の状況をしっかりと勘案する、このことが必要だということで修正を行いました。  御質問ありがとうございました。 ○野田国義君 最後になりますけれども、この検討対象となる盛土等に関する工事、土砂の管理等に係る規制の在り方が想定しているものについてお伺いをさせていただきます。 ○衆議院議員(小宮山泰子君) 政府案の規制の対象外となる宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域以外の土地を含めた盛土等に関する工事や、工事の規制や、盛土のもととなる建設発生土の処理の適正化を図るための公共工事での指定処分制度やトレーサビリティー制度の在り方などを想定をしております。  政府においては、盛土等の規制が真に実効性あるものとなるよう、効果的な規制の在り方を検討していただきたいと期待をして修正をいたしました。 ○野田国義君 小宮山議員、どうもありがとうございました。よく分かりました。